sleep
睡眠不足では肥満のリスクが1.55倍
睡眠不足はダイエットの敵といわれますが、実際はどうなのでしょうか?
睡眠と肥満との関連について、17件の研究結果を解析した報告(メタ解析)では、確かに関連がありそうだと考えられています。この報告では、短時間睡眠(5~6.5時間未満)では肥満になるリスクが1.55倍になるとされています。
ほかにもさまざまな研究で関連が報告されており、睡眠不足と肥満は科学的に裏付けられた関連がある、と言ってよいでしょう。
日本人の睡眠時間を調査した報告では、6時間未満の人は32.7%となっています。(※2)約3人に1人がいわゆる「短時間睡眠」にあてはまる計算となるため、とても身近な問題と言えるでしょう。
睡眠不足で太るのはホルモンが原因
睡眠不足で肥満が起こりやすくなるのは、ホルモンが原因と考えられています。
睡眠不足の状態では、食欲を抑えるホルモンである「レプチン」が減少し、反対に食欲を増進させる「グレリン」の分泌が増加することがわかっています。これにより食欲が増し、摂取カロリーが増えてしまう、というわけです。
「ダイエット中にどうしても食欲に負けてしまう」という方は、意志が弱いというよりは、睡眠が足りていないのかも?と振り返ってみるのもよいのかもしれません。
睡眠不足の改善で糖質の摂取量を減らせたという研究報告も
イギリスで行われた研究では、睡眠を改善させたことで、糖質の摂取量を減らせたという報告があります。(※3)
この研究では、18~64歳の睡眠時間が5~7時間の健康な人に対し、睡眠改善のための介入を行った結果、平均して睡眠時間が約30分増え、86%の人に改善がみられています。さらに睡眠が改善した人は、1日の糖質摂取量が平均9.6g減ったという結果になりました。
睡眠を30分長くしただけでも食欲をコントロールしやすくなるのであれば、無理なくダイエットに取り組めそうですね。
理想的な睡眠時間とは?
睡眠時間は個人や年齢、季節などにより変動しますが、6~8時間の睡眠が標準的とされています。(※4)また7時間睡眠の人が、生活習慣病や死亡に至るリスクが低いという研究結果もあるため、7時間前後が理想的と考えてよいでしょう。
自分の睡眠が足りているかどうかは「日中の眠気で困らないこと」がひとつの目安になります。午前中によく眠くなる、午後はウトウトしてしまう、といった方は睡眠が足りていないのかもしれません。
ぐっすり眠るためには
とくに習慣的に6時間未満の睡眠が続いている方は、まずは睡眠時間の確保が必要です。ついダラダラと起きてしまっていることがないか、改善できる部分がないか見直してみましょう。
また入眠を妨げ、睡眠の質を低下させるといわれる、
・寝酒をする
・カフェインを含む飲み物(食べ物)をたくさんとる
・スマートフォン、パソコン、テレビなどを夜遅くまで見る
といったことがないか、振り返ってみることも大切です。
忙しいとおろそかになりやすい「睡眠」ですが、肥満だけでなく、カラダや心の調子を崩すことにも繋がりかねません。睡眠不足が続いている方は、毎日忙しく頑張っているカラダをしっかり休ませてあげられるよう、改善できるところがないか一度探してみてくださいね。 ポチっと応援よろしくお願いいたします。
Dementia prevention
「認知症は予防できますか?」というご質問に対する菅原道仁医師の答えが載っていました
結論は「よく噛み、よく笑うことから始めよう!耳が遠いなら補聴器を」だそうです
Q:50代男性です。70代の父親が認知症になり、介護に苦労しています。しっかり者だっただけに若干ショックを受けました。自分もそうなって家族に苦労させないよう、今からでも予防できるものならしたいと思っています。すぐに実行できる予防法はありますか? 予防に効果的な食べ物、反対に気をつけたほうがいい食べ物もあれば知りたいです。ちなみに認知症は遺伝するものなのでしょうか?
――まずは「認知症」とはどのような症状なのか教えてください。
認知症とは、障害など多様な理由から一度獲得した認知機能が低下し、日常生活や社会生活に支障をきたす症状のことです。「血管性認知症」や「レビー小体型認知症」、「前頭側頭型認知症」などいろいろな種類がありますが、最も多いのが「アルツハイマー型認知症」。「アミロイドβ(ベータ)」などが脳に蓄積した結果、脳の神経細胞の働きが衰えてしまうといわれています。
加齢による物忘れと混合されがちですが、認知症の場合、そもそも物忘れをしている自覚すらありません。老化ならヒントがあれば記憶をたどって思い出すことも可能ですが、認知症になるとそれもできません。当たり前だった日常生活が送れなくなったら認知症という診断になります。
――相談者さんのおっしゃるように今すぐできる予防方法はありますか?
日本の調味料はよく「サシスセソ」の語呂合わせで覚えよといいますが、私が推奨する予防法は「カキクケコ」の5つ。
「カ」は「噛む」の頭文字です。噛む力が衰えると、記憶をつかさどる脳の海馬が萎縮するというデータがあります。
歯がなくなるなんて遠い未来の話と慢心せず、今のうちに歯の状態を把握し、問題があるならすぐに治療することをお勧めします。50代になると歯周病も増えますから、メンテナンスは怠らず、もし抜けてしまった場合はインプラントや入れ歯で対応を。
「キ」は「聞く」。難聴が認知症を進めるというデータがあります。目なら眼鏡をかけるなどして補正する方がほとんどですが、耳だと遠くなっても、まあいいかと、補聴器を使わずに済ますケースも多い。その結果、"ぼけ"につながる可能性があります。スマートフォンで音楽を大音量で聞く若い方も他人ごとだと思わず、適正な音量で楽しむことをお勧めします。
「ク」は「口元」。要するに、ニコニコと、よく笑うことを心がけてほしいですね。人はストレスを感じると、コルチゾールというホルモンを分泌します。コルチゾールは代謝活動などを活発化させて体をストレスから守ろうとする一方、海馬の萎縮を進めてしまうデータがあります。ですから、ちょっと物忘れをしてクヨクヨ悩むより、まあいいかと笑い飛ばしてしまうほうがいい。もちろんストレスの根本原因を解消できれば一番ですが、ただ笑うだけでも効果が期待できます。
人と話す、ゲームを楽しむなどして脳を活性化させよう!
――楽しくない気分の時も、笑顔をつくることが大事なんですね。
そのとおりで、人は楽しいから笑うというより、口角が上がっていると楽しいと感じてくる。つらいなと感じたときも、失敗したときも、笑顔の大切さを思い出してください。
「ケ」は「血管」です。動脈硬化は脳梗塞(こうそく)の原因になります。血管をいたわるために食生活を見直し、運動を心がけ、お酒やたばこの量も見直してみることが大事ですね。
最後の「コ」は交流のコです。なるべくたくさんの人と話し、家族や友人と出かけるなどして脳に刺激を与えましょう。直接の交流が減ったコロナ禍で、実際に認知力が落ちたという方も少なくありません。
大事なのは脳と体を同時に使うこと。スポーツはもちろん、麻雀や囲碁、将棋など、テーブルゲームでも構いません。若い人たちの間で流行っているオンラインゲームなども、やり過ぎは問題ですが適度に遊ぶ分にはいいんじゃないでしょうか。これら「カキクケコ」のメソッドを実行すれば、認知症を遠ざけることができるはずです。
――相談者は、認知症の遺伝を気にしています。
遺伝しない場合が圧倒的に多いので、そこまで心配することはありません。遺伝を気にするあまりストレスをためて笑顔がなくなっては、元も子もなくなってしまいますから。 ポチっと応援よろしくお願いいたします。
flap
スーツの腰にあるポケットのフタ、名前は「フラップ」といいます。
元々このフラップは装飾のためではなく、外にいる時にポケットの中に雨や塵、泥汚れが入らないようにする為などの機能面として役立てるためのパーツでした。
今となってはそのような意味合いで使われるようなことは少ないですが、当時のなごりがデザインとしてまだ残っているのだそうです。
フラップは出す?入れる?
先ほど書いたフラップの役割の意味から、屋外では出し、屋内ではしまうのが『基本マナー』とされていますが、現在では単にデザインの一部という認識が多いそうです。
ですが、結婚式などのパーティーやお葬式などのフォーマルシーンで着用するスーツには、はじめからフラップが付けられていないそうです。理由は、屋内用の着用シーンを想定して作られているからです。
このようなフォーマルな席や就活ではフラップの出し入れルールが残っているので、しまっておくのが無難ですね ポチっと応援よろしくお願いいたします。
7-ELEVEN
「セブン」の愛称でお馴染みのコンビニ
「セブン」が「セブンイレブン」の略称である、という事実は多くの人が知るところですが、「セブンイレブンの正式名称」となると意外にも認知率が激減するそうです
全国の10〜60代の男女1,000名を対象に実施したアンケート調査の結果で、質問内容は「『セブン』の通称で知られるコンビニの正式な表記は?」というもの
選択肢は「セブン・イレブン」と「セブン-イレブン」の2つで、実際の回答結果を見ると・・・
「セブン・イレブン」と回答したのは全体の46.8%で「セブン-イレブン」派は全体の53.2%ということが判明
ほぼほぼ拮抗する形となったが、「セブン-イレブン」派が半数を上回わりました
ちなみに正式表記は「セブン-イレブン」なので、全体の4割以上が誤解していることが明らかになったのです
「セブン-イレブンの歴史」から転記します
1946年には、朝7時から夜11時まで、毎日営業するチェーンとして、営業時間にちなんで店名を「7-ELEVEN」と変更しました。また、このときロゴを数字の"7"と"ELEVEN"を組み合わせたものとし、現在でも親しまれているロゴマークの原型となっています。
7-ELEVENは便利で行き届いたサービスがお客さまから支持され、コンビニエンスストアチェーンとして成長を続けました。
その後1971年には、多くの7-ELEVENが実質的に24時間営業となり、1974年には、日本に第1号の「セブン-イレブン」(東京都江東区豊洲)がオープンいたしました。 ポチっと応援よろしくお願いいたします。